20171112 朝_ダイヤモンドシーキャンドル2018/11/17 23:23:00

朝陽が江ノ島から昇って来ると云うシーンを眺めるには、冬至の朝でも自宅から西に向かわないと為らない。 冬至迄は未だ1ヶ月以上と云う朝、3キロ以上の道を自転車で走る。 未だ此位なら…の筈が結構シンドイ(笑)。 防寒具を1枚、2枚と脱ぐ羽目に…
20171112 朝_ダイヤモンドシーキャンドル-01
・金星(-3.9等星)が三浦半島の葉山付近の丘陵から
 顔を出したタイミング。
・10分もすると木星も登場。
・2大スターの共演。
・初めて此処に来たけど、海に突き出た場所なので、
 富士山もこんな角度に為るんだ。 日の出の30分前だが、
 感度を上げて昼間の様に撮った。

20171112 朝_ダイヤモンドシーキャンドル-02
視程は良く(「南総里見八犬伝」の舞台となった富山もハッキリ)、佳い雲が棚引き…最高!

20171112 朝_ダイヤモンドシーキャンドル-03

20171112 朝_ダイヤモンドシーキャンドル-04
シーキャンドルに背負わせるのは何時もの趣味。

20181116 庭からの月3題2018/11/16 23:23:00

二夜続けて月を撮った。 暫く放置して居た望遠鏡に出番を与えようと思ったのだが、遠征するなら10mでも望遠鏡を担ぎたくないので有る。 詰まり、車を駐めた場所に設置出来る場所でないと嫌。 そんな根性無しでは良い写真なんか撮れないので有る…とは判ってますけどね、無い物は無いwww。 月がターゲットなら周囲の明るさに然程の気を遣わなくても構わないので、狭い庭に場所を探して其処から狙った。 スマフォのレンズで覗く風景に太陽や月の位置を重ねて見せるアプリが有るので、「何時に為ると隣家の屋根から月が顔を出すか、植木が邪魔に為らないか」等が正確に判る。 いやぁ、便利な世の中に為った。

先ずは「月面X(エックス)」。 ヒーローの話では無く、月面に見える「X字型」のパターンの事だ。 上弦の頃に月面に射し込む太陽光の角度が或る範囲に収まると地球から眺めたクレーターの崖影が「X字型」を作る。 そんなに珍しい話では無いのだが、上弦のタイミングに毎回見られる訳では無いし、継続時間も1時間程だ。 此日は天気も良く、タイミングも18時30分前後と撮り易いので、初めての撮影に臨んだ。
20181116 庭からの月3題-01
ま、難しい事は何も無く、普通に月面を撮れば良い。 此のフォトは35ミリに換算すると、2800mm で撮った物をトリミングして等倍で掲載。 やや明る目の露出にシャープネスはいっぱいに上げた。 色は月っぽく?カラー毎の彩度を弄った(笑)。 あ、弩真中が「X」です。

20181116 庭からの月3題-02
全体像。 影との境目下から1/4の部分に「X」が見える。 真中付近には「V」も見えて居る。 此他にも「L」(此の画像では不鮮明だが、可也下の部分)、「A」等が有り、最近は「月面LOVE」なんてのも…ま、曖昧なのを探せば幾らでも出て来そう。


前月(雨に祟られた)程では無いが、火星が月に近い。 大接近から4ヶ月、すっかり衰えたが、未だマイナス等級を保ち存在感は有る。
20181116 庭からの月3題-03
雲が多いのを逆手に取って、「月だけに雲」のタイミング。 双方が近いので暗い方の火星ばかりがマスクされるので、辛抱強く待った。

20181116 庭からの月3題-04
一番良いコンディションの1枚なのだが、矢張、薄いベールの向こう側だね。 換算 400mm 程に為るので、「40-150mm F2.8 PRO + MC-14」の組み合わせでも良かったかも。


実は日曜日にも1枚撮った。
20181116 庭からの月3題-05
左斜上は土星(やや楕円形に見えなくも無いwww)。 此れは望遠鏡では無く、「40-150mm F2.8 PRO」の最大望遠(換算300mm)を手持で撮った。 1/16 秒位なら大丈夫そうだ。 薄雲が寄って来たので、後処理で地球照の部分と併せて露光を延ばした。 「星の王子様」風に為った?

20181022 栗名月とオリオン座流星群(写らず _| ̄|○ )2018/10/22 06:06:00

「十三夜」云えば、水戸徳川家所縁の「涸沼」迄、撮影に行った想い出が有る。 今回は良いコンディションに為ると確信。 何処で撮ろう? 十三夜がパール富士に見えるのは、「大山の山頂」で午前2時47分… 「みよし鮨」の大将なら行けるのだろうが、小生には無理。 何時も拝見して居るフォトブロガーのベーゲンさんは登頂された様で、「#独り占め」とツィートもされていらっしゃる。 矢っ張り、頑張った人には御褒美が有る物なんですね~ 当方は山中湖のパノラマ台も検討したのだが、此処では山頂を掠める程度にしか為らない。 気温も0度近くに下がろうから…と根性無し。 と云う訳で地元の海岸に午前1時に遣って来た。 流石に誰も居ないし、そう荒くも無い波音にさえビビるが、月明が頼もしい。
20181022 栗名月とオリオン座流星群(写らず _| ̄|○ )-01
栗名月の逆さ兎を明神ヶ岳の麓に見送って、急ぎレンズを換え、バタバタと構図を決めて、オリオン座流星群のインターバル撮影に入る。 天文薄明が始まる迄の70分間に渡って、10秒露光のフォトを E-M5Mk2 に自動で撮って貰ったのだが、結局、何れのフォトにも流れ星は写って居なかった。 目視では5個程数えたのだが、全て写野外だったのだ、残念。 だが、素晴らしいプレゼントが有った。 肉眼でも「え? 見えてるの!?」って感じでドキドキして居たのだが、フォトで確認して、間違いない。 竜骨座のα星、「カノープス」だ。 文字通り冬の「スター」なのだが、余程空の状態が良くないと姿を見せて呉れない。 まぁ、「見えッこない」と10月の深夜に海岸迄は来ない所為も有るのだろうが、中学生の時に別れたガールフレンドに再び出遭えた気分。 星の世界で「も」こんな事が…と感慨深い。
20181022 栗名月とオリオン座流星群(写らず _| ̄|○ )-02
午前3時45分に撮影したフォトだが、換算 14mm の広角レンズで撮って居るので、一番明るい「シリウス」と二番の「カノープス」が鉛直方向にピタリと並んで写った。 そう、-0.62等とこいつは全天で2番目なのだ。 因みに「シリウス」は -1.44等なので、2.1 倍の大差が元々付いて居るのだが、低空(フォト時刻の高度が大気屈折に依る浮上を考慮せずに 2.143 度)で赤く見える(本来は白)ので、もっと明差が有る様に思える。 「老人星・寿星」とも呼ばれ、此星を見た者は長生きだと云うが、神無月に見た小生は超長寿に違いない(笑)。 下がったとは云え、11度台の気温なので冬に比べればずっと暖かいのだが、寒さ慣れして居ない身には辛かった。 マフラーに加えてホッカイロを持参して良かった。 でも、矢っ張り、此処にひとつ流れて欲しかったよね~

6時前の日出迄、片付乍居座って居た。
20181022 栗名月とオリオン座流星群(写らず _| ̄|○ )-03